網膜色素変性症に対する施術

網膜色素変性症に対する施術
menougoki
いつも出張施術でお世話になっている患者様から、

「難病疾患なんですがなんとかなりませんか?」

とご相談があったので、まずは私に出来ることがあるかもしれないので検査だけでもしてみましょう。

という話をしてみさせていただきました。

色素網膜症とは、 http://www.nanbyou.or.jp/entry/196

ご本人の訴えは、

・13年前から視野欠損がひどくて階段は手すりがないと降りれない

・段差が怖い

・車の運転がしづらい

・暗闇が怖い

視野欠損がどの程度か確認するため簡易のブラインドスポット検査を行ったところ。

中心から半径5cmほどから内外側ともにほぼ見えておらず、特に下方がかなりの視野の欠損が見られました。

(ブラインドスポット検査 とは、)

gankyuu

盲点と書いてある部分、視神経乳頭部が正常な人でも実は見えておらず、通常視野の外側の一部に見えない点があります。

この見えない部分は両目の視野で補って統合しています。正常な状態でのブラインドスポットはそれぞれの目の外側にあります。

他の検査もして行くと
眼球追従運動ー下方向が見えない(が、眼球は上方向が動きが悪い)
サッケードー右方向への動作時で強い眼振
VOR(前庭動眼反射)ー左右の前半器官興奮位が取れない

この検査結果から、
視野欠損だけではなく、半規管の機能低下や小脳の機能低下、頭頸部や眼筋の問題もあると予想されます。

下方の視野欠損が顕著なため、目の動きが常に下方向ばかりに動いていたであろうと考えました。

患者様には

「色素変性による視野欠損が手技で変わる可能性はおそらくないこと
欠損部分でも脳の機能低下から起こる視野欠損が重複して起こっている部分があれば改善の可能性があること」

を伝えて施術して行きました。

・頭蓋、頸部の調整
・眼球運動のトレーニング
・腱反射による刺激
階段を下る際の恐怖心に対してエモーションフリーEFTによる恐怖心の解放

を行いました。

結果

・眼球の運動が改善

・前庭動眼反射の前半規管興奮位が取れる

・頸部の運動の改善

がみられました。
ブラインドスポットテストでの視野欠損部分は再度検査するもほぼ変化なし、多少の広がりはあるもののミリ単位の増加

に留まりました。
しかし、階段の下りは手すりなしでも下れるようになりました。

「下りの恐怖心がだいぶ和らいだよ!」

と大変喜んでいただけました。

視野欠損部分に関しては目立った変化はありませんでしたが、その他の運動機能は大幅に改善したため生活は楽になるのではないかと期待しています。

私たちに出来ることは検査と治療でより楽しく毎日を送ってもらうこと。

だとしたら、変化のない症状であったとしても他の部分のアプローチに可能性があるのなら諦める必要はないはずです。

より良い毎日が送れることを祈っています。

 

ご相談、お問い合わせは

申込フォームより ご連絡ください。

コメントは受け付けていません。