難聴:耳が聞こえない

60代女性
主訴 右手の痺れ お箸が持ちづらい 左半身が違和感 左耳が聞こえない 左顎が急に痛くなる

先日買い物に行った電気屋さんの受け付けのおばちゃん。

「ん?おばちゃん手どうしたの?」

「前に転んで骨を折って手術してリハビリしなかったらこうなっただよ。」

という事でその場で治療。
肘、手首、中指 までの軸を通す

「あっ、曲げても突っ張らない!良くなるなら行くよ!」

からの今日の来院。

「いや、実はね・・・

っていうこのふり、過去に良かった経験がありません。

「最近耳が聞こえなくなっただよ、左耳だけ。」

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

予感は的中した・・・
難聴の神経学的な検査の勉強してからやたらと耳鳴りと難聴の患者さんが増える謎。

というわけで、音叉を使って神経学的な検査。

Weber テスト と Rinne テスト で 伝音性難聴 か 感音性難聴 か 問題がどこにあるのかをチェックしていきます。

Weberテスト (モデルは姪っ子) 左が聞こえづらいらしいです。

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なんか向きが横向きになってしまった。

Rinne テスト (ねじこのぐっとくる神経の見方より)

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神経学がものすごくわかりやすくていい本です。買いましょう。
(荒木先生のブログからパクりました。すいません| 壁 |д・))

こんかいのおばちゃんの検査。

聴力 左右問題なし

Weber テスト 左右差なし 良く聞こえる

Rinne テスト 左音が小さく 右は正常

この場合 Weber テストでの頭頂からの骨伝導は正常なのに Rinne テスト での側頭部からの骨伝導 だけ聞こえないことになります。

本人は左耳が聞こえないという訴えだったのに、今音を聞いたら正常。

でも検査をすることで左右差のあるポイントが見つかりました。

左側頭骨だけ骨の振動の伝わり方が悪い。

「いつ耳が聞こえなくなったの?」

「朝起きた時に左耳だけ目覚ましの時計の音が聞こえなくて、耳に当てても秒針の音が全く聞こえなかった。」

なるほろー(・ω・)/

耳に押し当てて聞いたのは骨伝導だから、話して聞けば聞こえる秒針の音も押し当てて聞いたせいで骨伝導の左右差があり、

聞こえない!!→ 難聴!!Σ(゚д゚;)

となったわけですね。

治療は頭蓋と硬膜の解放。
左目の裏、側頭骨の奥あたりになんだか固く動きの悪い部分があって左右の耳管のバランスが変。

に手こずること10分。

左側頭骨を触ってチェック (モデルは姪っ子)

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さっきよりいいみたい。

というわけで、再テスト。

側頭骨へ音叉を当てて音を聞く。

「アッ!!聞こえる!!」

ばっちしー≧(´▽`)≦

結論: 難聴 は勘違い
頭蓋骨の歪みから起きた骨伝導の左右差からくる聞こえづらさを難聴と勘違いした。
と思われる。

その他の主訴は全体のバランスを取る形で終わりました。
腸捻転の手術痕が緊張が強かったのと大腸の可動性が極端に低かったため術痕をリリース。

でも腸の動きは悪い・・・・(ノω・、)

次回へ持越しです。

しっかりとした検査ができれば原因不明な症状を解決へ導くヒントになります。
気を良くして今夜も受験生のようにガストに入り浸ろう。

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